『遅読家のための読書術』を読んだので感想や気になった点を紹介します。
本書を読もうと思った目的は、
- 読書の重要性に少しずつ気付いてきた
- できるだけ多くの本を読んで色々吸収したい
ブログを始めるといろいろなことを知りたくなり、多くの本を効率よく読む必要がありました。
この本を読むと、
- 読書へのハードルが下がる
- 本を多く読んでいる人のコツが分かる
本書を読んだら不思議と本を読みたくなってきました。
『遅読家のための読書術』の概要
読書 そのもの の 楽しみ を 知っ て いる 人、 だけど、 現状 の 読書 量 や 読書 スピード に 不満 を 感じ て いる 人 に 役立つ 考え方 や メソッド を、 自分 なりの 観点 で この 1 冊 に まとめ た つもり です。
( 遅読家のための読書術 「はじめにより」)
この本が気になった人は少なからず「今よりも読書量を増やしたい」と思ったからではないでしょうか。
著者の印南敦史さんは年間700冊読み毎日のように書評レビューを書いています。
そんな印南さんがより多くの本を読むコツを知ることができる本です。
ただ本書で紹介しているのは速読術ではなく本を読むコツです。
『遅読家のための読書術』を読んで気になったポイント
熟読しすぎていないか?熟読しても結局は忘れる
読書 の 本当 の 価値 は、 書か れ て いる こと の「 100% を 写し とる」 こと では なく、 価値 を 感じ られる よう な「 1% に 出会う」 こと に あり ます。
印南 敦史. 遅読家のための読書術 (p.26). ダイヤモンド社. Kindle 版.
本を読もうと構えすぎて「読破するぞ」と一生懸命に読んでも忘れてしまいます。
覚えていても何となくしか記憶が残っていないと思います。
だから熟読にはあまり意味がありません。
じゃあ読書の意味はないのでは?という意見が出てくると思います。
本書では「フロー・リーディング」を提唱しています。
「フロー・リーディング」とは流れるように読むことを意味しており、本書では音楽を例えに説明しています。
多くの人は「音楽を聴くぞ」と構えることなく聴き流しています。
ここ には 重要 な ポイント が あり ます。 たとえ どんなに 音楽 を 聴き 流し て い た の だ として も、 やはり「 残る 音」 は ある はず だ という こと です。 メロディ なのか リズム なのか、 はた また 歌詞 なのかは わかり ませ ん が、 音楽 という のは 僕ら の 心 に なにか しら の 作用 を 及ぼし て、 なに かを 残し て いき ます。
印南 敦史. 遅読家のための読書術 (p.31). ダイヤモンド社. Kindle 版.
読書も音楽と同じで流れるように読み、残る一文を見つける感覚で本を読むことが重要であると本書には書かれています。
読むべきポイントを見極めることが大切
必要 な もの と 不要 な もの とを 分ける「 取捨選択」 が とても 重要 な 意味 を 持つ という こと。 それ が 現代 で あり、 だからこそ 読者 も、 本 を 読む とき には「 必要 な ところ」 だけを 読む べき なの です。 選択
印南 敦史. 遅読家のための読書術 (p.87). ダイヤモンド社. Kindle 版.
熟読しようとすると構えると読書への壁が高くなってしまいます。
本書では「熟読の呪縛」と書かれています。
この「熟読の呪縛」から抜け出さなければ効率のいい読書はできません。
「熟読の呪縛」から抜け出すには、
- 読むべきポイントを見つけ
- 読み飛ばながら読む
ただ読み飛ばすのではなく、読むポイントをしっかりと見極めることが大切と書かれています。
その方法については本を読んでいただきたいと思います。
まとめ:1冊から全てを得ようとせず「これだ!」という1文を見つける
本書を読んで以下のように考えが変わりました。
- 本は全部読む必要はない
- 「はじめに」と「目次」を読んで気になる章やセッションを見つける
- 気になるセッションから気づきを得られた1文を抽出しTwitterでツイートする
この方法を実践すると読書量が自然と多くなります。
読書量が多くなると「本代が高い」という悩みが出てきます。
そのため読み放題のkindle unlimitedを契約しました。
これなら読書量が多くても本の代金は心配不要です。