メンタリストDaiGoさんの『人を操る禁断の文章術』を読んだので、概要と感想について記事にまとめました。
本書で文章のたった1つの目的は、「今すぐ人を行動させること」と書かれています。
その名の通り、「文章を読んだ相手にどうやったら行動してもらえるか?」
その方法が書かれている本です。
『人を操る禁断の文書術』の概要
目次構成は以下のとおりです。
- 第1章 文章が持つ力は∞
- 第2章 「書かない」3原則で人を操る
- 第3章 人を動かす7つの引き金で、何を書けばいいかもう悩まない
- 第4章 あとは5つのテクニックに従って書くだけ
Amazonの本書の概要は以下です。
メンタリストDaiGoの、人を上手に誘導するパフォーマンスを支えているのは、
人間の心理的特性についての膨大な知識量と実践の量である。本企画では、メンタリズムの得意とする「人心掌握」「大衆煽動」のエッセンスを文章に応用し、
読み手の心を自在に操る「メンタリズム文章術」を大公開。その文章術の軸となるのは、「読み手の見たい現実を見せてあげる」という、
相手の心理を先回りした「想像力を刺激する」書き方のテクニックである。
本書では、解説するテクニックに対して心理学の見地から裏付けの説明を随所に加える。扱うテーマは、セールス、プレゼン、恋愛、依頼など、書き手の腕が求められるシーンを幅広く網羅。
また、人間の感情をゆさぶる7つ引き金(トリガー)と、今すぐ文章にそのまま応用できるテクニックを紹介。本書を読むことで、書くべき内容とその書き方が一目にわかるようになる。
Amazon
要するに、「読者に行動してもらう文章の書き方」について書かれた本です。
僕はブログをやっています。
この記事を読んでいる人も、ブログをやっている人が多いと思います。
ブログは、ただ読んでもらうだけが目的ではありません。
ブログで得た情報をもとに行動してもらうことが目的です。
『人を操る禁断の文書術』を読んで感じたこと
当たり障りのない「きれいな文章」を書いてはいけない
きれいな文章を書こうとすると、自分の感情を抑えることになってしまいます。
こっちの感情を抑えてしまうと、相手の感情も抑えてしまうことになります。
相手に行動してもらうには、自分と同じような感情になってもらう必要があります。
こっちがいくら必要に思っても、それが相手に伝わらなければ意味がありません。
「伝わる」とは、読んで理解してもらうだけでなく行動してもらうことです。
行動してもらうには、こちらの感情をしっかりぶつける必要があります。
人を動かすための7つのトリガー
本書では、人を動かすために必要な「7つのトリガー」を紹介しています。
7つのトリガーとは、
- 興味
- ホンネとタテマエ
- 悩み
- ソン・トク
- みんな一緒
- 認められたい
- あなただけの
この7つを意識することで、文章が相手に読まれ、心を動かすことができると本書では紹介しています。
このキーワードだけ見ると、なんとなく分かっているような気になります。
しかし実際に本書を読んでみて、自分のブログ見直してみると、まだ7つのトリガーが足りないなと思いました。
本書では例文を使って説明しているのですが、どれも確かに行動しやすいと思うものばかりです。
なので「7つのトリガー」をしっかりと身につけ、それをブログなどの文章に活かす必要があると感じました。
書き出しをポジティブにすることで好印象の文章になる
これは僕も普段の仕事のメールで気をつけています。
よく「お疲れさまです」から書き出す人がいます。
そんな文を見たときは、心のなかで「疲れてないわい!」とか「お前のせいで疲れてるんだい!」って叫んでいます。
それよりも「おはようございます。」、「この前はありがとうございました。」のほうが文章を読む側として気持ちがいいです。
しかし、いくらポジティブな文章がいいからと、メリットばかりの文章もよくないです。
自分が読者なら「うまい話ばかりだと怪しい」と感じますよね。
なので書き出しはポジティブに、途中でデメリットにも触れつつ、最後はメリットでしめくくるといいですね。
まとめ:本書は読者に行動してもらうための文章術が詰まった本
ブログは読んでもらうだけでなく、読んでもらったと商品を買ってもらってり、そこで得た知識をもとに行動してもらうことが目的です。
そのため、ただ文章を書くだけでなく、読書に行動してもらうような文章を書く必要があります。
『人を操る禁断の文書術』は、読者に行動してもらうための文章テクニックが学べる本です。
それ以外にもブログに使える本を紹介しています。