今回紹介する本は、『 書くのがしんどい 』です。
ブログをやってしばらくすると、
記事書いても読まれない
書くネタもない
記事を書くのつらい。。
このようにブログを続けていると「書くのがつらい」って時があります。
この本は、
その「しんどさ」の原因を突き止め、ひとつずつ対処 法をご用意しました。本書で紹介するのは、編集者である 筆者が10年以上かけて編み出した「誰でも書けるようになる」スキルとノウハウです。
竹村 俊助. 書くのがしんどい (Kindle の位置No.18-21). 株式会社PHP研究所. Kindle 版.
そういった悩みを解決するために、編集者の竹村俊助さんが10年以上かけて編み出した「誰でも書けるようになる」スキルとノウハウをまとめた本になっています。
『書くのがしんどい』はAmazonオーディブルにて無料で購入できます(初月のみ)
『書くのがしんどい』の概要
目次構成は以下の通りです。
- CHAPTER1:書くことがなくてしんどい
- CHAPTER2:伝わらなくてしんどい
- CHAPTER3:読まれなくてしんどい
- CHAPTER4:つまらなくてしんどい
- CHAPTER5:続かなくてしんどい
- CHAPTER6:書けば人生は変わる
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(本書「はじめに」より)
ぼくは編集者として10年以上、文章に関わるなかで「うまく書けないんですが、どうすればいいですか」?という著者の悩みに向き合ってきました。
主にビジネス書を編集してきたので、著者となるのは経営者やビジネスパーソンであり、書くことを生業にする人たちではありません。そういう「書くプロ」ではない人がどうすれば書けるようになるのか? さらに最近は、自分自身で書く場面も増え、どうすればなるべくラクに書くことができるのかを模索してきました。
そこで判明した「しんどい」の原因が「書くことがない」「伝わらない」「読まれない」「つまらない」「続かない」です。この5つのしんどいをひとつずつつぶしていくことで「書くのが楽しい! 」に行き着くことができるのです。
この本は、「書くのがしんどい」という気持ちを少しでも軽くし、「書くのが楽しい!」に変えてくれます。
『書くのがしんどい』の要約と所感
書けない原因はスキルではなくメンタルの問題
書けない原因は、書くことに対する 考え方や気の持ちよう、つまりメンタルにある。メンタルさえ修正すれば、 誰だって書けるようになるのです。
竹村 俊助. 書くのがしんどい (Kindle の位置No.38-39). 株式会社PHP研究所. Kindle 版.
本書では書けない原因はメンタルにあると書かれています。
ではどんなメンタルが問題なのか?
それは、
書く こと 自体 が 目的 に なっ て しまえ ば、 書け なく なる のは 当然。 だから 書こ う と すれ ば する ほど 書け なく なる の です。
竹村 俊助. 書くのがしんどい (Kindle の位置No.51-52). 株式会社PHP研究所. Kindle 版.
「書こう」という気持ちが書くことを辛くしています。
「書こう」とするのではなく「伝えよう」という気持ちが大切です。
周りで起きたこと、気になったことを自分を通して伝えればいい
本書で以下のように書かれています。
「書けない」という人 は「 作家マインド」 ではなく「 編集者 マインド」に切り替えることをオススメします。 作家は訴えたいことが自分の中にないとうまくいかないかもしれませんが、編集者は「 誰かに伝えたい」 という思いさえあればいいのです。
竹村 俊助. 書くのがしんどい (Kindle の位置No.286-288). 株式会社PHP研究所. Kindle 版.
ブログの記事も同じです。
世の中で起きたこと、自分に起きたことをブログ(メディア)を通して読者に伝えます。
まずは「こんなことを伝えたい」「この情報を届けたい」という気持ちの部分を準備し、その後にどんなキーワードにするか、どんな記事構成にするかを考えればいいと思います。
そのためにブログで各テーマをある程度絞りましょう。
ブログのテーマが決まると「伝えたいこと」は自然と決まります。
書くネタに困らないためには自意識を捨て去る
素材も集まった。思考も整理できた。それでも筆が止まってしまうとしたら、邪魔をしているのは「自意識」かもしれません。
竹村 俊助. 書くのがしんどい (Kindle の位置No.554-555). 株式会社PHP研究所. Kindle 版.
記事ネタがあるのに書けない人は「完璧」を求めすぎている可能性があります。
完璧を求めすぎると、
- この記事でいいのかな
- 文章が下手って思われないかな
など心配になって記事が書けなくなります。
そんな心配はいりません。
ブログ初心者のうちは検索上位を獲得することは難しく多くの人に読まれるまで時間が掛かります。
記事を投稿して検索順位を見ながら少しずつリライトしていけばいいです。
ブログは書き直せることがメリットなので、投稿して気になったら後から少しずつ修正していけばいいです。
記事が読まれるようになるころには記事も良くなっているはずです。
相手に伝わる文はシンプル
1つの文でいろいろと伝えようとすると、相手に伝わりにくくなります。
あなたが読む立場なら、長くて理解しにくい文章だと読む気になりませんよね。
ほかのブログを参考に読んだ際に、人気のあるブログの文は簡潔に書いてあると思います。
自分が読みやすい文章は、どんな文章か?を意識すると、やはり文章は短くシンプルがいいです。
シンプルな文を書くコツは、
- 1つの文で伝えることは1つにする。
- 文章を書いたあと、削れるところは削る
文章を削るコツの例として、「という」を削るとシンプルになります。
会社のメールでも、「○○ということです。」と書いたメールを見ます。
これを「○○です」にするだけで、文章を削ることができます。
「 」や太字を使って読みやすい文章にする
僕が「読みやすいと思うブログの文章」に共通しているのが、「」や太字の使い方が上手いことです。
太字は使いすぎると読みにくくなりますし、何もないとアクセントがない文章になってしまいます。
太字をうまく使うことで読みやすい文章になります。
また「」は会話だけでなく、共通にも使います。
「」を使うことで、文字だけの文章に物理的な空間ができ、読みやすくなります。
読者は全部の文字を読みません。
「」や太字をうまく使うことで、読者の目を誘導し、文章を全部読まなくてもパッと見で伝わる文章にすることも可能です。
結論:ブログで行き詰まったときに読んでほしい本
『書くのがしんどい』を紹介しました。
ブログをやっていると必ずぶつかる壁です。
一人で悩まず本書を読んだり、同じブログをやっている人と交流することで壁を乗り越えることができます。
他にもブログに役立つ本を紹介しています。